行動、売上、離職率…「目に見える」かけがえのない変化

株式会社ファクト

代表取締役 菅 在根様
従業員数 26名
事業内容 人材派遣業
人事評価制度を導入しようとしたきっかけは何ですか?
『成果だけで評価するのは難しいと痛感。』
評価制度は元々ありましたが、ほとんど機能しておらず形骸化していた為、制度に基づいて評価しようとしても不平・不満が出る状況でした。
「行動は見えない」という概念があった為、ほとんどが『成果』での評価になっていました。

その中で、例えば、営業で成果だけの評価ですと、数字を上げれば通常業務を疎かにしても評価をされ、逆に真面目に通常業務を行っても、数字が悪ければ評価をされないということになります。
それには、被評価者からだけでなく評価者からも疑問視する声が上がり、成果だけで評価するのは難しいと痛感しました。

また、管理部は成果での評価が難しく、上長が日頃の業務を見て感覚で評価していたので、社員からするとしっかり評価されている実感がありませんでした。
そこから、行動の評価も数値化されないと不満が出るということを実感したのです。

評価の基準となる『ものさし』が無いことを課題として検討していたときに、偶然あしたのチームの高橋社長とお会いする機会があり、同社主催の無料セミナーに参加しました。
そこでコンピテンシー※の話を聞き興味を持ったことが導入のきっかけとなりました。
※コンピテンシーとは、ビジネスシーンにおける仕事ができる人の行動特性のこと。
なぜ、”あしたのチーム”を選ばれたのですか?
『コンピテンシーから行動を改善すれば業績の向上に繋がるという考え方が非常に腑に落ち、納得感がありました。』
あしたのチーム主催の無料セミナーに参加した際に、『コンピテンシーと数値や成果目標』という二軸での評価に共感しました。
そして、コンピテンシーから行動を改善すれば業績の向上に繋がるという考え方も非常に腑に落ち、納得感がありました。

例えば、管理部で成果目標が「ミスの件数」だった場合、コンピテンシーに基づく行動改善がミスの削減に繋がります。
数字を追うというよりも「その成果を出すための行動を取ることが最終的な成果に繋がる」という仕組みを理解することで、社員も日頃意識していなかった行動にも目を向けることが出来るようになります。

「これは営業職でも管理部でも使えるぞ!」と思いました。わかりやすさも求めていたポイントです。
実際に専門家が客観的に判断して作成したことを明示できたので、会社が作った人事制度というより第三者が作ったからフェアであると社員も受け止めたのだと思います。
行動目標が自己設定なのですが、それについてはどう思いますか?
「各々が取り組んでいきたいことを上長と話し合って明確にして決めていく」、「自身で決めたことを行っていく」というのは、仕事上において一番大切だと考えておりますので、素晴らしい仕組みだと思いました。
評価制度スタート・導入したことによる効果、社長の目から変わったものとは?
『上司と部下間でコミュニケーションが取れるようになりましたし、売上の進捗もしっかりと確認できます。何より良い緊張感を持つことができました。』
効果は、評価に対して納得感が出たということです。あしたのチームの人事評価の良いところは、フェアな視点で給料の上げ・下げができるというところです。
例えば、給料を下げるというのが一番嫌がられますよね。普通であればこれだけ頑張っているのにと反発されます。

しかし、この評価制度を導入してからは行動に対する自己評価や点数という根拠もあるので納得感があり、出来なかったことも受け止められるようになりました。同様に上がる場合も根拠が明確です。

また、我々は四半期ごとの評価でしたので、この評価シートで三ヵ月間をきちんと振り返れるというのはとても大きな導入の効果がありました。
上司と部下間でのコミュニケーションも増え、売上の進捗もしっかりと確認できます。何より良い緊張感を保つことができました。
社長の目から見て従業員のモチベーションは変わりましたか?
「自身で決めた目標を実行すればいい」、「仕事の数字的な結果は出なくてもプロセス(行動)の部分は評価される」という安心感からまずは行動からスタートしてみようと、社員のモチベーションが上がりました。
目標を自己設定するということ、個人レベルで管理できるということが、かなり効果的に運用できている要因だと思います。
採用面ではいかがですか?
『離職がかなり減ったと感じています。』
こういう人事評価制度があるということが提示できることが採用の際は大きなアドバンテージになっています。また、離職がかなり減ったと感じています。
評価基準を明確にし、「しっかりとした人事評価制度があります」と表明することは採用・離職という点にも大きな影響を与えています
今、人事評価制度が整っていないこと自体がブラック企業といわれる時代がすぐそこまで来ています。労働法の改正や有給休暇の取得、賃上げと、企業は更に生産性を上げていくことが求められます。そんな状況下で企業はどうあるべきか、社長の想いとともにお聞かせいただけますか?
『従業員が『働きたい会社』にしていくということは、評価制度無しには成しえないと思っています。』
我々の事業は人材派遣ですので、人を人としてきちんと受け入れ、いかに会社と共に成長をしていけるかが大きなテーマです。個人の成長と会社の成長がリンクしていないと、ただ疲弊して目的を見失ってしまいます。

「この会社で頑張っていこう」ということを三ヶ月に一回でも思い返して目標を再設定し、1からのスタートになることもありますが継続することができています。
社長と社員の距離も近くなりました。人事評価制度は会社に無くてはならないものです。人事評価制度なしで経営するというのはもはや考えられないです。

社員からも一人ひとりをしっかり見てくれて嬉しいという声もあがっています。
この評価制度を導入して社員と向き合えることが一番素晴らしい点です。
『一人ひとりにきちんとフィードバックして共に成長していこう』という意識が高まっていて、それが凄く大事なことだと実感しています。