「最近誰も辞めていない」と自慢する会社は避ける

2015年08月26日

よい会社というのは、一定の離職率で新陳代謝しています。
「うちの会社は3年間誰も辞めてない」などと自慢する会社は、正直たいした会社ではありません。
上位と下位のそれぞれ一定の人たちが辞めていることがよい会社の条件なのです。

上位2割、つまりすごく優秀な人は、よりよい会社に転職をしたり独立をしたりして、突き抜けていきます。
リクルートでいうところの「卒業」です。これは優秀な人材を業界に輩出しているということでもあります。

加えて、下位2割の人たちが会社にいられない仕組みを持っているということです。
人事評価制度がありさえすれば、働かない、やる気のない人たちは自然といられなくなります。

では、残りの6割にあたる辞めないミドル層の人たちはどういう人たちでしょうか。

これは市場価値が上がっているという実感があって、留まっている人たちです。
会社が成長しているなか、トップランナーではないけれども、その成長についてこられる能力があるので、働いていて心地よいと感じています。
 
そういう人たちが6割おり、上位2割は突き抜けて辞め、下位2割はドロップアウトして辞める。
こういう新陳代謝でうまくワークしていく会社というのが、健全な会社です。

逆に、誰も辞めていないというのは、たいしたことのない人がいる会社です。
市場価値を上げようとも考えず、その会社にしかいられないレベルであり、自分を変えようと考えている人がひとりもいないということです。

もちろん辞めないはずのミドル層がどんどん辞める会社はこの上なく危険な会社です。
定着しないということで、根本的に何かがおかしいので、絶対に避けるべきです