社内価値では生き残れない

2015年10月02日

これから就職する方々に伝えたいのは、社内価値が通用する人が一握りになってきているということです。
すなわち、その会社と心中できる人は1%もいない。その事実を客観的にまずわかってもらいたいと思います。

安定とは何でしょうか。大企業は本当にいまでも安定しているのでしょうか。
実は以前と比べれば劇的にリスクが高まっています。
何かあれば肩を叩かれ、窓際に追いやられます。
大企業に入ったらバラ色の還暦を迎えられるというのは、もはや「日本昔ばなし」の世界です。

IT革命はビジネスの根幹を揺るがしました。
今後はプラットフォームが180度変わる可能性が常につきまといます。
その時代の変化に備えるとするなら、社内営業する時代ではないのです。
外に出てひとりで生きていける個としての強さを身につけなければいけない。
そういう観点で、つまり自分の市場価値を上げる会社かどうかで、会社を選んでほしいのです。

それが大手企業だという人もいるでしょう。中小企業やベンチャー企業だという人もいるでしょうし、いきなり起業する人もいるでしょう。

しかし不思議なことにいまだ日本社会は大手企業に行くことが是であって、中小企業やベンチャー企業は大手企業に行けなかった人が行くところという風潮があります。
それが私としては納得がいかないのです。

何度もいいますが、社内価値では生き延びることはできません。
大手企業へ入って40歳で「俺の人生これでよかったのかな」と悩んだり、リストラされて収入が下がって鬱病になったり、離婚されて寂しい生活を送ったりしないですむように、自分を鍛え、最低でも子どもひとりふたりは育て、慎ましく生き延びていく。
そのような人間としての強さ、生命としてのしたたかさを獲得してほしいと思います。

ビジネスも切った張ったの世界、資本主義は生きるか死ぬかの世界です。
いま闘うことをやめてしまっている日本人が私は非常に残念でなりません