ホワイトカラーの生産性が低い理由

2015年12月02日

そもそもなぜ日本のホワイトカラーの生産性は低いのでしょうか。

理由のひとつは、横並び主義で、頑張っても頑張らなくても評価が同じだからです。
評価が同じで給与が変わらないのであれば、よほどの自発的なビジネスマンでないかぎり、仕事を頑張ることはできません。
縦割りで与えられた業務だけをこなせばよいという仕事に慣れ親しんでいると、クリエイティビティーを発揮したり、業務改善をして生産性を高めたりしようという意欲は、とても持てないでしょう。

もうひとつの理由は、前述したとおり、終身雇用制度の整った大手企業などに就職してしまうと、市場価値を高めるよりも社内価値を上げるほうが楽であり、それで充分なポストを与えられるからです。

これに対して、欧米などの先進国のホワイトカラーのパフォーマンスが高いのは、目標に対する合意形成があって、それを達成すれば自分の報酬に明確に跳ね返ってくるという、評価制度があるからです。
彼らはいつレイオフされても大丈夫なように、資格を取ったり、大学院で専門知識をさらに深めたりして、どこの会社でもプロフェッショナルとして通用する人を目指します。

日本のビジネスパーソンも、これからのグローバルな時代においては、彼らのような強い気概を持って仕事に取り組まねばなりません。

ぬるま湯に浸かって、ぬくぬくと給与以下の仕事をしていると、大企業ではなくても必ず屍化します。
そして会社が倒産し、転職しなければならなくなって初めて、「自分の社内価値程度では外では通用しない」という現実に気がつくのです。